2018/04/30

recognizing "waterfall" with art and geoscience: a practice at an international school / アートと地球科学で「滝」をみる 〜インターナショナルスクールでの実践〜


Thoroughly supported by the artist Aki Sahoko and the art teacher Jennifer de Calvillo, there was an opportunity for us (PI: hayakawa) to have a talk on the interaction of art and geoscience at an art class in the elementary school of Osaka International School.

アーティストの安芸早穂子さん、美術教諭のJennifer de Calvilloさんのご協力のもと、大阪インターナショナルスクール小学部の美術の授業で,アートと地球科学を織り交ぜたお話をさせていただく機会がありました。



From the viewpoint of science, the purpose of the geoscience study, methodological approaches including fieldwork, and the way of using the data obtained were outlined, and with some examples, the students are guided to understand the scientific procedures. From the viewpoint of art, after watching several expressions of 3D research data, the representation of one's images of water, mountains, rivers, oceans, etc. was challenged to be expressed as drawings.

サイエンスの観点からは,どういった目的で,どのような方法のフィールドワークがなされて,また取ったデータを使うのかを概観し,いくつかの事例を紹介して具体的に理解してもらいます。そしてアートの視点からは,研究成果として得られたデータの表現方法をいくつか見た上で,自身らがもつ水や山,川,海などのイメージの表象を,絵として表現することを試みます。



The target is equivalent to the 3rd to 4th-grade elementary school in Japan.
The chief theme picked up is "waterfall".

対象は,日本の小学校3〜4年生相当。
取り上げた主なテーマは,「滝」です。



The building of Osaka International School is a modern and open architecture.

大阪インターナショナルスクールはモダンで開放的な建築です。



It is a so-called "art room" of a school. Unlike those in typical Japanese schools, various "decorations" are presented to enhance one's inspiration even just staying in the room. Projectors are also available. 

いわゆる学校の「美術室」ですが,いろいろな「飾り」が散りばめられていて,その部屋にいるだけでも多様なインスピレーションを得られる仕組みになっています。プロジェクタも完備。



Waterfall expressed as "point cloud", obtained by a three-dimensional measurement. Here, the world is represented by "points". Also, the art teacher Jennifer explains the common characteristics with the drawing of "pointillism" in the 19th century.

3次元計測により「点群」として表現された滝。世界が「点」で表現されています。それと,19世紀の点描画を並べて,共通点を語るJennifer先生



3D point cloud by terrestrial laser scanning of Choshi Ohtaki in Oirase Valley, Aomori Prefecture, northern Japan.
This model is marked as "Staff picked" in Sketchfab, and has received much attention from numerous people.

青森県奥入瀬渓谷・銚子大滝の地上レーザ測量による3次元点群。
実はこのモデル,SketchfabでもStaff pickedに取り上げられ,多くの方からの注目を浴びています。



An example of pointillism in the 19th century.
"A Sunday Afternoon on the Island of La Grande Jatte" (Georges Seurat, 1884-86)

19世紀の点描画の例。
『グランド・ジャット島の日曜日の午後』(ジョルジュ・スーラ,1884-86)



A personal computer and cardboards on the desk.

机の上にあるのはパソコンとダンボール。



Students manipulate the 3D model displayed on the computer.

3Dモデルをパソコンで表示したものを,実際に操作してグリグリ回して見ます。



 
Exploring the cardboard 3D models of an island and a waterfall created from the 3D measurement data. By watching and touching, they feel the shape of nature at their hand.

3次元データから作成した島や滝のダンボール立体モデル。みて,さわって,自然の造形を手元で感じます。



A "waterfall" made by Ms. Aki. When opening the cardboard box of Amazon, a waterfall flows out. Amazon in Amazon !!

安芸さんがつくった「滝」。アマゾンのダンボール箱を開くと,滝が流れ出てきます。Amazon in Amazon!!



One's image of a waterfall is drawn on a triangular paper. Some of the imagination is from the observation in outdoors while watching the flow of water. Paints and color pencils are NOT used – colors are given by grinding down natural items such as flowers and soil.

三角形の台紙に,各自がもつ滝のイメージを描いて行きます。実際に屋外に出て,水の流れを見ながら描いた部分も。絵の具や色えんぴつなどは実は使っていなくて,草花や土をすりつけて彩色しています。



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The student's production will continue, and they will eventually be presented at the JpGU meeting next month.
Please look forward to it!
生徒みなさんのこの制作は,引き続きブラッシュアップされ,最終的に来月のJpGUで発表されます。
どうぞお楽しみに!



May 20, 2018 (Sun.) Poster session of "Collaboration and Co-creation between Geoscience and Art"
O07-P01 アートと地形学:滝の多彩なみかた
O07-P01 "Art and geomorphology: colorful recognition of waterfalls" 

2018/5/20(日) 「地球科学とアートの協働・共創」ポスターセッション
O07-P01 アートと地形学:滝の多彩なみかた






2018/04/22

開催報告:迷探偵GNSS~ゼロの誤差を追え~ 防災科学技術研究所一般公開「ぼうさいミュージアム2018」

 本日、防災科学技術研究所にて一般公開「ぼうさいミュージアム2018」が開催されました。こちらの催しの中で、地形鮮明化プロジェクトからは「迷探偵GNSS~ゼロの誤差を追え~」と題して、低価格GNSSを用いた測量体験イベントを開催しました。


かっこいいロゴマークは、製作に2時間かかったそうです。



お手製RTK測量キット。こちらを用いて測量体験を行ってもらいました。
なんと!整理券がすぐに売り切れてしまうほどの盛況ぶりでした!!


まずは内山先生によるGNSSの説明。
測量で使う(本日も使用)「搬送波測位(精度1~5 cm、干渉に弱い)」と
スマホなどに使われている「コード測位(精度5~10 m)」
の違いについて説明。


地球上の位置を測定するGNSSの基本的な概念も、ヒモを使って実演しました。


さっそく測量体験です。
それぞれの持ち場に分かれて、3点の基準点を測位。
問題用紙を配布し、用紙に書かれている座標に最も近い座標を探し出してもらいました。
問題用紙には"謎"が書かれており、丁寧に測量しないと答えが導き出せない仕掛けになっています。

cmオーダーの測量ができるため、「このくらいの広さの違いも測量できるんだ!」と
参加者の皆さんは驚いておりました。精度についても、皆さん数mm程度で計測できており、上出来でした。


※クリックすると動画が再生されます

そのほかにも、プラレールの上にGNSSアンテナを置いて、搬送波測位とコード測位の違いについてのデモンストレーションも行いました。線路は複線になっており、同じ周回をどのように記録されるのかを見てもらいました。

奥に見えるのは固定局です。
搬送波測位は干渉に弱いので、周囲は警備が万全になっております。

このログを見てみると…!?

※クリックすると動画が再生されます

画面左側が搬送波測位、画面右側がコード測位の結果です。
搬送波測位のログは、きれいに円を描いているのが確認できます。
このように、cmオーダー精度で測量が行えるということが手軽にデモンストレーションできました。



ポスターパネル展示などで、GNSSやUASについても説明しました。

 印象としては、小学校中学年ごろのお子さんくらいから非常に熱中して取り組んでもらえたように思えます。中には30分間で5問も解いてくれた(測量してくれた)グループの方もいらっしゃいました!普段何気なく使われている位置計測の技術について、少し理解してもらえたようだと手ごたえを感じました。

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低価格GNSSに関してはこちらの記事もあわせてご覧ください。